客引き70人の束ね役、執拗なつきまといで逮捕
2015年03月17日
大阪・ミナミで執拗(しつよう)に居酒屋へ客引きしたとして、
大阪府警保安課は17日、大阪市浪速区元町、
飲食店員南本侑亮(ゆうすけ)容疑者(25)ら3人を府迷惑防止条例違反容疑で逮捕、送検したと発表した。
南本容疑者は約70人の客引きをまとめるリーダー格という。
飲食店への客引きについては、つきまとい行為などが横行し、
条例規制も検討されるなど問題化しており、府警は実態解明を進める。
発表では、南本容疑者らは4~5月、同市中央区難波の路上で、
男女10人に32メートルにわたってつきまとうなど執拗に客引きをした疑い。
3人とも容疑を認めているという。
南本容疑者は、全国で約80店舗を展開する飲食店経営会社(大阪市北区)側に雇われ、
うち府内14店の客引きを直接担当。
数人で一晩に約1400組に声をかけ、客の支払いの14%を報酬として受け取っていたという。
風営法では、風俗店の客引きを禁じる一方で、飲食店については、深夜(午前0時以降)を除いて認めている。
しかし近年、飲食業界の競争激化を背景につきまといや他店前での勧誘、客引き同士のトラブルなどが増加。
南署には昨年、約2800件の苦情が寄せられていた。
地元の要望を受けた大阪市は、客引きを全面禁止する条例を検討中。
東京都新宿区でも禁止条例案が議会で審議されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130617-00001141-yom-soci