一部上場の企業以上の年収がもらえる地方公務員
2015年09月14日
景気は上向きといいつつ、実体経済が今一つ盛り上がらない現在。生涯を通じた職業として俄然人気を集めているのが公務員だ。ここではいっとき国家公務員以上と言われた地方公務員の平均年収を取り上げたい。
興味深いデータがある。東洋経済オンラインが2013年度の「地方公務員給与実態調査結果」(総務省)に基づいて算出した自治体ごとの平均年収額(諸手当含む)の一覧である。
対象となったのは全国1722自治体。この栄えある頂点に立ったのは、高級住宅地として全国にその名を知られる兵庫県の芦屋市。平均年収は728万円で、一部上場企業、それもトップクラスの超優良企業と肩を並べる数字というから驚きだ。
次いで2位が千葉県市川市の723万円、3位が東京都中野区の721万円。各種住みたい街ランキングで1位の吉祥寺を擁する東京都武蔵野市が715万円で4位につづいている。ちなみに資生堂社員の平均年収は692万円で、東電が684万円。これらと比較しても、額の高さがわかろうというものだ。ちなみに最下位の1722位は沖縄県多良間村で360万円。1位の半分以下である。
都道府県別の統計はどうだろう。1位は、やはりというか東京都。次いで埼玉、千葉の順となっており、経済面から見た首都圏の強さを物語っている。最下位は鳥取と北海道が624万円。ブービーは沖縄と北海道が641万円で並ぶ。それでもファミリーマートや日立工機と同レベルなので大したものだ。
都道府県も