NIGHT売上NO1 -ナイワン-

NIGHT売上NO1 -ナイワン-

お気軽にお問い合わせください 050-5217-9016
お問い合わせ

お気軽にお問い合わせください

TEL:050-5217-9016

メニュー

AV市場「女性進出」は性の形を変えるか…8割が「見るの好き」

2014年12月24日

アダルトビデオ(AV)市場に女性が足を踏み入れ始めている。女性の視点でつくられた専用レーベルが誕生し、出演する俳優は「エロメン」と呼ばれ人気だ。男性の性欲をかき立てるため、女性にとっては“不快”な演出も少なくなかったAV。そのAVを参考に、男性が誤った知識で女性に接することもあったという。女性の進出は業界に変化をもたらすか。

 ■性行為とは別 「見るとスッキリ」

 東京都内に住む30代の女性会社員は夜、電気を消した部屋で布団に入り、スマートフォンを操作する。週に1、2度、インターネットでAVを観賞するのがここ数年の習慣だ。交際相手とは定期的に性行為を行うが、女性は「それとこれとは別。ストレスがたまったときなどに見るとスッキリするし、現実にはあり得ない設定がよい」という。

 スマホ向けコンテンツなどを提供するザッパラス(東京都渋谷区)が運営する独身女性限定の完全匿名SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「独女限定SNS!独女の溜まり場-アマリリス」が実施したアンケートでも、約8割がAVを「見るのが好き」と回答している。

 ■男性は「おかず」 女性は妄想に胸膨らませ

 「男性は性的『おかず』として見る人が多いと思うが、女性はドラマの延長線感覚で見て、『こんな風に抱き寄せられたい』などとあこがれや妄想に胸を膨らませただけで眠ることもあると思う」

 1日のアクセス数が100万件を超える女性向けサイト「わたしが見たいアダルト動画」を運営するマチ子さんは、AVに求める男女の差をこう分析する。

 サイトを立ち上げたのは平成23年5月。「AVに興味はあるが、レンタルするのは恥ずかしく専門チャンネルを契約すると家族にばれてしまう。アダルトサイトを訪ねても、ウイルス感染や詐欺サイトにひっかからないかと心配がぬぐえなかった」ことがきっかけだったという。

 当初は女性利用者から「(AVを見たいと思うのが)自分だけじゃないと分かってよかった」という声が多く寄せられたが、最近では動画のリクエストが届くようになった。マチ子さんは「女性がAVを見たいと思うことや、性的欲求があることを受け入れやすい空気が出てきた」と話す。

 ■「女性がしてほしいこと」 映像化で変わるAV

 ネットやスマホが普及し、手軽にアダルト動画に接することができるようになったことで顕在化した女性の「AVを見たい」という欲求。その流れを後押ししたのが、AV流通大手「ソフト・オン・デマンド」の女性社員が21年に設立した女性専用レーベル「シルクラボ」だった。

 「女性向けアダルトグッズショップの方から『AVを買う女性もいるが、内容にクレームが入ることも多い』と聞き、『女性がしてほしいこと』を盛り込んだAVを発売すれば売れるのではないかと思った」

 シルクラボ代表で脚本や監督も手がける牧野江里さん(31)は設立のきっかけをこう説明する。

 牧野さん自身、AV撮影に携わる中で、男性目線の演出に疑問を感じる場面も少なくなかったという。

 さらに、女性社員を集めた会議ではAVの演出を「良かれ」と思って実践する男性がいる一方、男性が「女性を喜ばせよう」と思っていると分かるからこそ、痛みや不快感を訴えることができない女性もいる実態が浮き彫りになった。

 「女性がしてほしいことを映像化し、女性が『こういうのがいい』と口にすれば、何かが変わるのではないか」。シルクラボの設立には、そんな期待も込められていたという。

 ■“胸キュン”のセリフ 性欲解消よりも癒やし

 「女性を大切に扱って、行為に至るまでのプロセスを重視するのが女性向けの特徴ですね。作品を見て(出演している)女性に感情移入する人もいるし、2人の雰囲気が好きだという人もいますね」

 シルクラボ専属俳優の一徹さん(35)は過去に出演していた男性向けのAVとの違いをこう語る。

 撮影でも「男性向けのAVで密着することは、女性の体が見えなくなるのでNGとされていましたが、シルクラボは密着を重視。避妊具をつけるシーンもしっかり映す」という。

 行為に至るまでの時間も長く、牧野さんが「少女マンガや韓流ドラマで培った」という女性が“胸キュン”するセリフやしぐさがちりばめられている。

 一徹さんは第1作からシルクラボ作品に出演。「エロメン」と呼ばれる俳優人気の火付け役となった。毎回、満員になるファンイベントでは「癒やし」「サプリメント」などと女性から声をかけられるといい「性欲解消もあると思うが、女性はより精神的なものを求めているのかもしれない」と感じている。

 ■セックスレス解消 エロメンがイケメンになる?

 「男性向けAVが専門学校なら、シルクラボの作品は小学校から高校」

 牧野さんがこう位置づけるシルクラボのDVDは女性誌の付録にも採用され、さらに裾野を広げている。

 視聴者はAV初心者や、過去に視聴した経験からAVに好印象を抱いていない女性が多いという。夫との性行為が苦痛で、セックスレスに陥っていた女性がDVDを観賞して性行為への考え方が一変。夫への接し方を変えた結果、セックスレス解消につながったという報告も寄せられた。

 牧野さんは「女性は受け身になりがちで『気持ちよくないのは男性のせい』『避妊具をつけてくれないのも男性のせい』という人がいるが、全部を男性のせいにはできない。女性があらかじめ、自分がどういう欲求を持っているかを把握することも大切だ」と指摘する。

 「一徹チルドレンが増えれば女性に優しい男性がもっと増えるはず」

 牧野さんはそう話し、これから性の世界に飛び込む男性にも作品を見てほしいと考えている。エロメンが「真のイケメン」と呼ばれる日も近いのかもしれない。

 【Yahoo!ニュースより